損失を防ぐ

元本保証がない金融商品であるFX取引は、まず理解を深めて損失を防ぐことが大切です。ここではデメリットや注意点を詳しく解説します。

コストを知る

FX取引をする上でコストとしてはまずは取引手数料があります。他には買値と売値の差額であるスプレッドや、注文した価格からずれた金額で約定するスリッページもコストとなります。またロスカット時に手数料が発生する業者もあります。

FX取引の7つのデメリット

外国為替の取引を行うにあたり代表的な注意点を7つ紹介します。

為替変動リスク

為替相場は24時間変動しています。予期せぬ変動により為替差損が発生することがあります。また土日を挟んでポジションを持ち越したときに、相場が急激に変動し月曜開始時に金曜日の終値から乖離して開始する(ギャップができる)こともあります。ポジションキープをするときは十分注意するようにしましょう。

流動性リスク

通貨ペアによっては流動性が低いために取引レートが掲示されないという場合もあります。マーケットの状況によってポジションの決済や新規注文が困難になることを流動性リスクといいます。

カントリーリスク

当該国の経済情勢や政治動向などの影響により新規注文や決済注文が成立しないという可能性もあります。特にマイナー通貨を沢山売買するときには注意が必要です。取引枚数を減らす、メジャー通貨を中心に取引をするなどの対応でリスクを減らすことができます。

金利変動リスク

高金利通貨を売りでポジションをキープし続けているとスワップポイントの支払いが発生します。これは決済注文するまで継続して発生します。スワップ金利は日々変動しており、金利水準や為替相場の状況によってはスワップの受払が逆転、またはどちらも支払いという可能性もあります(※実際2011年3月下旬に1ドル70円台に突入したときに多くのFX会社において買いポジションでも支払いというケースがありました)。

信用リスク

FX業者が倒産するという可能性は否定できません。実際に過去にFX会社の倒産・破綻例は多数あります。信託保全が導入されているので預けた証拠金は保護されますが、建玉が決済できないために損失が拡大するということも考えられます。絶対に信頼度が高いFX業者で取引をするようにしましょう。またシステムダウンやサーバートラブルにより取引できない可能性があるということも考慮しておく必要があります。

スプレッド

スプレッドとは買値と売値の差額です。FX取引は2wayプライスとして売値(Bid)と買値(Ask)を併記しています。つまり買うときの値段と売るときの値段に差額がある訳です。この差額分(スプレッド)はFX会社に支払う手数料として発生します。スプレッドは相場の状況により拡大することもあります。

レバレッジ

レバレッジを効かせることで資金効率がよくなることはFXの醍醐味ではありますが、その分リスクも高くなります。ハイレバレッジで運用していると、少しの値動きでロスカットレベルに達する可能性もあります。特に証拠金が少ないときは注意する必要があります。

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